てぃーだブログ › 会津里花の一五一会メモ(原案帳#34) › 会津里花の音楽 › 「会津里花の音楽」

2014年05月06日

「会津里花の音楽」

「会津里花の音楽」というカテゴリがあって、
サブカテゴリにはいくつか記事があったのにここだけないみたいなので、
ちょうど今いちばん気になっていることでもあるので、一言。

ここ十年間、新しい楽器一五一会をやりながらその一方で自分自身の音楽の「ルーツ」をずっと探してきた。

で、今、言えるのは。

私にとっての「ルーツ」は、決して一つではない、どころかあまりにも多様で重層的過ぎて、
「これがルーツ」なんて言っても殆ど無駄だ、ということだ。

少なくとも、私は1961年生まれなので、西暦の年代で区切って
こんな風には言えるかもしれない。

1960年代:
テレビとラジオ(=歌謡曲中心)と「コロンビア・ファミリー・クラブ」(クラシック、ポップス、日本の音楽など多岐に亘った)と幼稚園や小学校で教わる音楽(=縦笛に象徴される)。
母の讃美歌、姉の子守唄、父の鼻歌。

1970年代:
友人と共有する音楽の始まり。
友人の持ってきた高性能ラジオから流れてきたガロ『学生街の喫茶店』。
ビートルズ赤盤・青盤。
中学~ジャズの目覚め。
高校~ジャコ・パストリアス、コルトレーン、ビートルズその後、レッド・ツェッペリン。
初めて参加したバンドのレパートリーは、かぐや姫、風、イルカ、エリック・クラプトン(何故か1曲だけ!笑)

1980年代:
静大に入り、新たな音楽文化に触れる。
合唱団いぶきや片山寮で先輩や同級生たちから教わった「うたごえ運動」の楽曲の数々と「赤い鳥」「高石ともやとナターシャーセブン」。
でもいぶきではバンドでドラムやベースを弾いた。『いとしのエリー』『虹とスニーカーの頃』『銀河鉄道999』など。
「ナターシャ・メジャー7」というコピーバンドもやった。
大卒後、東京に出て音響エンジニアを目指す…巷で流行る音楽にはもうついていけなくなってくる。
中央合唱団研究生、小平市のうたごえサークル「ハミング・チューチュー」に参加。
オリジナル曲やコーラスアレンジなどにもチャレンジ。
バンドと弾き語りも少しやった。
うたごえ喫茶の経験を結構積んだ。

1990年代:
静岡に戻り、「普通の(笑)」会社員として就職(長続きはせず)。
所謂「社会人バンド」に。
Get Backsとの出会い、ビートルズを本格的にカヴァーするようになる(コピーじゃない…私は「コピーなんて土台無理」と思っているので)
アメリカン・ロックとの出会い(前からなんとなく知ってはいたけどちゃんとやるようになる)。
会社のバンド=接待用、『昴』『サライ』『何時君再来』等。
この年代の後半は「音楽活動休止期間」だったので、内向していく傾向。
それでも、小野リサなど、それからイカ天出身バンド=BEGINの他たま、Flying Kids等はよく聴いた。
家では優しいクラシックを多く聴く傾向に。
バッハ「無伴奏チェロソナタ」をベースで弾こうと企てる。
終盤、とある教会の「音楽礼拝」で伴奏者としてベースを弾くようになる。

2000年代:
2003年~弾き語り再開。(活動休止からほぼ十年ぶり)
きっかけは当時「つぐみの会」をやっていた、よねやまたかこさん。
「アイリッシュ風味」の音楽を聴いて「私もこういうのがやりたい!」と。
ルーツ探しを意識的に始める。
2005年~本物の(笑)一五一会を手に入れ、それを中心に音楽をやるようになる。
沖縄・島唄。
が、それ以外の民族音楽にも傾倒していった(特に中央アジア~トルコまでの音楽)。
アイリッシュも本気でやりたくなった。
坂庭省吾さんが2003年に亡くなっていたことを知り、愕然とした。
「遅かった…」と思ったが、坂庭さん、城田じゅんじさん、加えて笠木透さんの音楽をもっとちゃんとやりたい、と思うように。

…ふう。

…というようなわけで、年間を通じてちょっとずつ変わっていく流れがあるけれど、
大きなところでは
「民族音楽が好き」
というところだけは定まってきたようだ。
それが沖縄か本土かアイリッシュか中央アジアかその他の地域(例えばマダガスカルのヴァリとか)の音楽か、はともかく。
私は「フォークソング」であっても、英語のFolk Song=「民衆の唄」≒(主に英米をルーツとした)民族音楽、と見ている。

そういう意味では、私にとって所謂「フィールド・フォーク」と呼ばれる(?根拠はない)音楽、上述のナターシャ系、笠木さんなどは重要。
あと、「赤い鳥」系…特に紙ふうせんに受け継がれた後藤悦次郎さん平山泰代さんの目指す音楽も、おそらく同じ方向を向いていると思う。
自分も、基本的にはそういう音楽の流れの中にいたい。
そういう「フォークソング」を、雑にジャカジャカ弾こうとするのではなく、できるだけ丁寧に演奏していきたい。そういう歌を作っていきたい。
勿論、一五一会で!「それやったらルーツじゃなくなっちゃうだろう」と言われるだろう。でも、敢えてチャレンジしたい。
(たぶんこの記事では↑これがいちばん言いたいことなんだろうと思う)

でも、ユーミンや中島みゆきやYMOも好き。
そうそう、はっぴいえんどやナイアガラ系も好きだなぁ。
ソウルフラワーユニオンも21世紀になってから好きになった。
最近、忌野清志郎さんを見直している。
邦楽は毎週欠かさず触れている。
クラシックも好き。(西欧中心の民族音楽、と思っている。私は「芸術音楽」をあまり認めてはいない。どうせ同じこと)
ジャズは今ちょっと片手間。

ばーっと書き出してみただけだけど。
けっこう長くなったな。
「多いから」!

とりあえず。

できれば、個別の音楽についても、これからはもっと記事を書いていきたい。

下の方に潜ってしまったけれど、今日だけで他に4本も記事を書いたので、お見逃しなきようご注意を!
(タイトルをクリックすればその記事本文にリンクしてます)









これからは、こちらのブログももっと大切にしていきたいです。
…ただ、日常のあれこれに追われてしまうと、お手軽に投稿できるFacebookばかりになってしまいますが。
できるだけ。無理のない範囲で。


同じカテゴリー(会津里花の音楽)の記事

Posted by さとばな at 02:49│Comments(2)会津里花の音楽
この記事へのコメント
盛り沢山の記事から会津里花ワールドのルーツの一端を知ることが出来、ワクワクしながら、ゆっくりと拝見致しました。年齢が近いので、懐かしく私も大好きだった曲名や歌手名にウンウンと頷きまくり(笑)私が初めてお小遣いで買ったEPはギルバートオサリバンのアローンアゲイン。LPはスタイりスティックスのベスト盤だったと久々に思い出し西洋かぶれ中学生でしたね(笑)先生のアローンアゲインも聴いてみたいな~なんて思いつつライブに伺う予定を立てられる嬉しい連休最後の日。先生寝不足では?身体だけは気をつけて下さいね~連続アップありがとうございました(^o^)/
Posted by 磯部 at 2014年05月06日 12:27
磯部さん、ありがとうございます!
アローンアゲイン、ですか…
「そしてまた一人に」ならないよう、暖かく見守ってくださる皆さんへの情報発信は怠らないようにしなくては!
だいぶ前に一度歌ったことがあるんだけど、また歌えるかな…
私のライブで洋楽って、なかなか異質ですよね?気まぐれに歌うことあるけど。
今レパートリーにしているのはTrue Colors (Cyndi Lauper)です。良い歌ですよ!
Posted by さとばなさとばな at 2014年05月09日 10:27
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

プロフィール
さとばな
さとばな
一五一会伝道者(ケイティクラブ公認インストラクター)、トランスジェンダー(ポストオペMtFバイ)。静岡出身。静岡大学合唱団いぶき卒、中央合唱団研究生を経験。萩尾望都他漫画好き。
< 2025年04月 >
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 3人