会津里花の一五一会メモ(原案帳#34)

ライブのレポートとかじゃなくて大変恐縮なんですが…

昨日、とっても不思議な体験をしました。
客観的に見たら別に不思議でもなんでもないかもしれないんですが。

新静岡cenovaにてアサヒテレビカルチャーの一五一会講座、お昼過ぎに終了。

その後Sちゃんと一緒にお昼を食べ、更に一人でcenovaのすぐそばにある「イスタンブール・ケバブ」というトルコ料理のお店に。
ほんの一瞬立ち寄って、4/30の「春のお約束」(午後３時〜、喫茶＆ギャラリー「やまぼうし」にて)のチラシを置いてくるだけ、というつもりだった。
トルコの音楽と一五一会の「通じるもの」に興味のある私としてはちょっと食指をそそられる場所。

で、なんと、昨年静岡県立大の授業をやった時にそれを受けてくれて、そのままTwitter friendにもなったRyoさんがそのお店でたまたまバイトしていた！
なんと奇跡的な奇遇！

のでちょっと盛り上がり…
私は楽器を取り出して『Uskudara』を演奏し。

外は「静岡まつり(今は名称が『葵まつり』に？)」で賑わっている。
そんな人並みの中から、不意にお店に「転がり込んできた」という感じの二人。
一人は中年ぐらい、もう一人は年老いた、どちらも女性。
若い方の人が「この人具合悪そうなのでお店で休ませてあげてください」と、年配の人を。
二人は知り合いではなかったようだ。
私はその人たちのために『朧月夜』と『故郷』を演奏し、一緒に歌ってもらった。
若い方の女性は「私は旅行中で行かなければならないところがあるから」と早々に立ち去ってしまうと、後に残ったお婆ちゃんはどうするのか、ということに…

「家はこの近くだから」と言うので、Ryoさんと私で送っていくことに。
お婆ちゃんに道を聞きながら、支え歩いていったのだけど…

お堀。
桜。
大御所花見行列。(徳川家康役に俳優の中尾彬さん)
トルコのこと。
静岡のこと。
北海道のこと。
英語のこと。
…

私にとって、たまたまとはいえ葵まつりを見物することができたのは、10年ぶりくらいだった。
昨年の春に静岡に来たばかりのRyoさんは、もちろん初めてだった。

…

だんだん、お婆ちゃんが実は家の場所がわからないんじゃないか、と気づき始めた頃には、駿府公園の内堀の回りを４分の３も回った頃だったろうか。
１時間、いや２時間ぐらいたってしまっていた。

結局、水落の交番のお世話になって迷子のお婆ちゃんはご主人が迎えに来てくれてなんとかなった。

けど、疲れた〜。

その後お店に戻ると、お客さんが結構入っていた。
もう、夕食時だった。
私はそこで何曲か演奏させてもらって、…

で、帰ってきました。

こんな体験、きっともう二度とできないだろう。
簡単に要約してしまえば「迷子になったお婆ちゃんに振り回された」ということなんだろうけれど、それに付随してなんだかとっても素敵なことがいろいろついてまわってきた。

すごく疲れもしたけれど、貴重な体験でした。

(疲れてしまって簡単にはリカバーできそうにないので、今夜は家に帰らず浜松泊まり。明日は昼からうたごえ浜松＆一五一会講座浜松シニアクラス@浜松中日文化センターin Act-Plaza、その後名古屋へ飛んで一五一会講座名古屋クラス@栄中日文化センターin 中日ビル、という「怒濤の３連チャン！中京day」!!宿泊費と浜松〜静岡の往復交通費もまあ似たり寄ったりだし、まあいいか)