会津里花の一五一会メモ(原案帳#34)

……二つのことをまとめて書くと何か変な勘違いをされそう……全然別のこと。

今日、浜松でCocoonのライブがあった。
ややプライベートなもので、わたしは友人に呼ばれて行った。

Cocoonは、女性二人のデュオ。
お母さんたちを応援する歌を歌って、もうまもなく１０年になる。
http://www.yy-cocoon.com
デュオの片方、ピアノと作詞・作曲・アレンジなどを手がける本田裕子さんは、赤ちゃんをなくした経験があるのだそうだ。

わたしにも、似た経験が……でも、立場が違う……
わたしはむしろ、責められるような気がしてしまっていた。

このところ、偏ったものをなんだかたくさん食べてしまっていて、お腹の具合がかなり悪かった。
涙だけでなく、下からも何かが漏れ出してしまいそうで、なかなか入り込めない気分になってしまっていた。

……どうにかこうにか、わたしが歌う「飛び入りコーナー(？)」はやりきれたが。
『出会ってくれて、ありがとう。』を歌った。

……歌に、二人の演奏に、救われた。
歌は、決してわたしを責めたりしない。

わたしは、会えない家族のことを思いながら聴いた。

わたしは、母のことを思い出しながら、聴いた。

いろんなことを思い出していた。

最後に全員で『永遠の絆』というオリジナル曲を一緒に歌いだした時、わたしは声と共に涙を溢れさせていた。

今日、明日の前の日、浜松に行けて良かった。
れいちゃんやよっちゃん、なおちゃんたちとも久しぶりに会えて良かった。
新たに、キラキラした素晴らしい人たちとも出会えた。

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そうして、帰宅して。

弟Ｆくんが不安そうに、珍しく苛立った様子で、待っていた。

茶々丸が、昨日から家にいないのだ。

ああ、やってしまった。
わたしの不注意で、茶々丸は外に出てしまったようなのだ。
でも、今まで外で暮らしたことは、一夜もない……

果たして、生きていけるのか。

申し訳ないことをしてしまった。

わたしは、この４月からあまりにも忙しくなりすぎた。
その忙しさにしっかり立ち向かうことを、ないがしろにしてしまった。

……ああ、またやってしまった。
わたしはこうしていろんなものを背負いこみすぎて、その後簡単につぶれてしまうことが、今までに何度もあった。

自分を庇いながら生きていかないと。

それを忘れたわたしが破綻してしまう前に、茶々丸が身代わりになってわたしに警告を与えたのだ。

ああ、なんていうこと!!

小さな命を犠牲にして、わたしはまたのさばり生きていくのか。
なんと横暴な……

滅びるべきなのは自分だろう？！
責める声が聞こえてきてしまう。

いやいや、違う!!
自分を責めたりしても、所詮そんなものは言い訳のポーズにすぎない。
みっともない言い訳している暇があったら、より良く生き抜くことだけに集中しろ!!


……というわけで、明日は本当に「ミーティング」になってしまいそうな予感。
……と言っても、企業の「ミーティング」＝「会議」みたいなものじゃなく、「シェアリング」の集いみたいになる、というか。
うまく言葉では説明できないけれど。


さっ、明日のために最後にもう一度練習して、そしたらもうお風呂に入って寝よう。


この世は「生きている者の世界」だ。
生きている間は、精一杯「生きる」ことに努めよう。
生きたまま死んだようになっていては、失われた(或いは失われそうになっている)命に対して、あまりにも失礼だ。

わたしは、生きてやる!!

あの人や、あの人、あの子やあの子、今わたしがどんなに叫んでも声が届かないところにいる人たちに、歌の力で声が届くように、歌い抜いてやる。

詳細は：
会津里花Live Information　http://liveinfo.jackies.jp/