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2010年02月20日

レコーディング仕上げ!!

あうあう〜。
トラックダウンとマスタリングの作業、面倒くさかったけどなんとかやりきれたかな?

そういえば詳細を書いたことがないので、書けることだけでも書いておこうか。

白花+レコーディングセッション:
音録り=2010.01.12.〜02.16.@グランシップ練習室4・3、他
使用機材=Korg D888、編集ソフト「Sound it!」…だけ!
曲目:ひ・み・ちゅっ♪(笑)(3曲+前後に「おまけつき」)

「最低限の予算と機材で、最大限の努力を」をモットーに(笑)……でもこれがこの上なく面倒くさい!!

とにかく動かせるフェイダーが「8つ」しかないのだ。
今回、いちばん多くの音を入れた曲(例のアレ、あの賑やかな歌ですよ(笑)では、
一五一会×ライン・ライク併用×2本(=4トラック)
奏生
三線
鍵盤ハーモニカ
ウクレレ
ベース
ヴォーカル×2
コーラス(+鳴り物他いろいろ(笑)×5人×2(=10トラック)+5人×ワンポイントステレオ(=2トラック)+5人×モノラル(=1トラック)
……合計24トラック分!!を、いろいろグループを設定してはバウンスにバウンスを重ねまくって8トラックまで落とし(トラックダウン)、ステレオ2トラックにまとめてからソフトでマスタリング、という工程を経ている。
この曲はとにかく「コーラスが賑やか」というのを重視しているので、最終TDでコーラス×4トラック、ヴォーカル×2、それ以外の楽器は全部2トラックにまとめてしまっている。
いちばん面倒くさい、というかややこしいのは、バウンスする時にはバウンスそのものに関わる音以外を聴きながら作業することができないので、他の音が入った時のバランスを想像+計算しながら、なおかつ何度も「リハーサル」をしてどのチャンネルのどの音をいつどのくらい上げたり下げたりするかを記憶、というよりは体に覚えさせて、あとは音を流しながらまるでフェイダー動かすのも演奏のうち、みたいに操作していくしかない、という点だ。

……ここまで読んだ人の中には、「会津はDTM(Desk-Top Music)というものを知らないのか?」と思う人もいるだろう。
いや、知らないわけじゃない。
ただ、うちのぱちょこん、元彼に5年ぐらい前に買ってもらったものなんだけど、DTMソフトを動かすにはスペックが低すぎるんですよ。
一応、2年前ぐらいに「M-BOX2 Mini」は手に入れたんだけど、ローンを支払うばかりで一向にインストールさえできずにいるんです。
2年落ちぐらいのスペックならば動くはずなので、誰かぱちょこん譲ってください!できれば「ダータ」で……「ロハ」とも言うけど……ムシが良すぎ……

……というわけで、ほとんどビートルズの時代(1960年代)にやってたようなレベルのレコーディング技法で、(ただしビートルズよりもずっと下手くそでひねりもなにもない)レコーディングをしてるんです。

あ、そうそう、ほとんどエフェクトもかけてません。
1曲だけヴォーカルにコンプレッサーかけたぐらいで、あとはリバーブとマスタリングの時に最終的なコンプレッサーぐらいしか使ってない。
マイクなんかも、今ある手持ちではできる限りの工夫はしたけれど、……実は、原因理由がわからないんだけど、D888にコンデンサーマイクを直でつなぐと、HDDから?と思われるノイズを拾ってしまうのだ……音としてはほとんど聞こえないようなパルスとしてなんだけど、入ってしまっていいわけないので、コンデンサーマイクを使う時は必ず他の機材……AC-60とかZOOMの古いデジタルMTRとか……を間に挟んでやらなくてはならない。

きっと多くの「宅録」やってる人たちには「わけわからん!」か「まだそんなことやってるの?」の世界でしかないと思うけれど、……
たぶん、わたしにしてみれば、このやり方が「いちばん慣れてる」し、そこから先へは一歩も進んでないから、こういうことになるんだろうねー。
サンレコもろくに読んでないし(わたしはああいう雑誌を上手に読むことができず、「要するにこれを買えっていうことなのね」と思ってしまい、結局は「欲しいけれど手に入れられないものリスト」が項目を増やしていくだけで……)

でも、どのみち「生音」しか使うつもりはないし、今のところは「DTMだからこそできる技術」の大半はわたしには必要ない……わけじゃないんだろうけど……ので、この機材と手法で、最後間で作ってしまいました。

まだ言っちゃうと、音録りに1曲ほぼ1日しかかけてない上に、メンバーのほとんど(わたし以外全員)が、こういうレコーディングは(いやまともなやり方も含めて)「初めて」で、はっきり言って「無謀」そのものだった、と思う。
時間も限られていたし、今の段階では「時間をかければ良いものができる」というものでもなかったし……
おそらく「プロ」の方々、「アマチュア」でもそれなりのクオリティのものが作れる方々、あるいは全くの「素人」であっても、「音がヘン」と気づくところはあるのではないか。
ある意味、残念ながらそれは認めざるを得ない。
けれども、別の見方をすれば、今ある「白花+」が精一杯やった音を、次の土曜日……ってぴったり1週間後じゃん!!……の「一五一咲き」で、来てくださった方々に提供することが、何よりもだいじなこと、と思ったのだ。
メンバーのみんなも、今出来る範囲で最高の集中力で「ベストテイク」を入れてくれた、と思うし。
(いやもちろん同時にみんな「これじゃまだダメだ」と思っているだろうけれと……逆に「そう思えるレベル」にまで来てくれた、ということだと思う)


「営業トーク」において売りたい商品のマイナス要素をあげつらうのは、問答無用でアウトでしょう。
わたしは「バカ正直」なので、どんなにたくさんの人に聴いてほしいと思っていても、不利益なことを言い触らしてしまう。
この記事に書いた内容を読んで「そんなんじゃ止めておくか」と判断される方には、大変申し訳ないことをしてしまったと思います。
でも、ある意味「それでも見守ってやるか」という善意に甘えさせてください。

言い訳を全部抜いてアピールするとしたら、次の一言に尽きます。

マブイ(魂)込めました。
楽しい音楽になってます。
あなたにもそれが、伝わるといいな。

3曲入り5トラックで500円!
2/27「一五一咲き」会場「四谷天窓」にてリリース……基本、当日限定販売!!
他で売る予定は……現在のところ、なし!!
会場でお待ちしています。


----------------

2010年2月27日(土)
『一五一咲き』ライブin東京Vol.2

…静岡を中心に活動する「一五一会伝道者」、会津里花が東京でお送りする年に1度のライブイベントです!

@四谷天窓(in高田馬場)
http://www.otonami.com/tenmado/news/
19時スタート
2500円+ドリンク
出演:会津里花(ソロ)、白花+
ゲスト:スタカシ(一五一会弾き語り)

※白花+(しろばなプラス)……
一五一会と三線を中心とした島唄ポップス系アコースティックバンド。
会津里花(Vo、一五一会) サミー山田(Vo、三線) はなとみ綾(Vo、一五一会) メイちゃん(Vo、鍵盤ハーモニカ他)

予約受付中!(前日まで受け付けます)


この他のライブ詳細:
http://liveinfo.jackies.jp/


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あやサミ(2010-12-19 15:36)


Posted by さとばな at 13:11│Comments(0)白花(しろばな)
 
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プロフィール
さとばな
さとばな
一五一会伝道者(ケイティクラブ公認インストラクター)、トランスジェンダー(ポストオペMtFバイ)。静岡出身。静岡大学合唱団いぶき卒、中央合唱団研究生を経験。萩尾望都他漫画好き。
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